15031201

四次元意識の段階を詳しく考える

グリッター・ゆき

そうよね、それきちんと考えないとわからないわよねぇ。どういえばいいかしら? うーんと。

まずさ、もしワタシたちが一次元に生きていたとするじゃない? そうするとさ、前とうしろの点しか見えないのわかる?

一次元って線じゃない。もし線の上にいると理解するとなると、その線から少しは浮き上がらないと、線が見えないのよね。つまり線にいるときは、点しか見えないの。前と後ろにあるね。同じように今度は二次元を考えるのよ。するとさ、二次元では実は線しか見えないのわかる?

そう、面の上にいたときにグルッとまわりを見ると、線だけなの。もし面の上にいると理解するためには、ちょっとだけでも面から浮き上がらないとそこが面に見えない。ね? わかるでしょう。そうするとさ、三次元では面しか見えないでしょう? 本当にそこが立体に見えるためには、少しだけでも四次元に意識を移行させる必要があるのよ。つまり瞬間的に見ている映像は平面的なのよね。自分が少しでも移動することで、そこが立体であることがわかる。移動って時間が必要でしょう? つまり三次元の立体から、四次元の時空空間に少し浮き上がるの。時空空間に浮き上がるってのが、わかりにくいかもしれないけど。一次元、二次元の類推から、なんとなくわかるでしょう? それでさ、ちょっとでも浮き上がると、その立体がよくわかるけど、もっと浮き上がると、もっとよくわかるのよ。

よく考えるために二次元の話に一度戻るわね。二次元にいるとき、線しか見えないって言ったでしょう? それでちょっとでも浮き上がると面が理解できる。つまり三次元の空間に出てはじめて面という二次元がわかる。そして、いま自分が地球の上にいると思ってみて。地球は球でしょう? その上にある平面にいるとき、地球が球であることはわかりようがないじゃない? ところがさ、三次元に出て、ちょっと浮き上がると自分が平面にいたことがわかるわよね。そして、もっと浮き上がると平面がとても広いってことがわかるわよね。それでもっともっと浮き上がると、そのときはじめて地球が丸く見えるということがわかるわけ。さらに時間的経過があると、そこにある地球というものは球だったということがわかるわけ。つまりね、同じ三次元でも、面から少ししか離れてないと狭い面しか理解できないでしょう? それが面から離れれば離れるほどその平面の広さが理解でき、もっともっと離れると、そこが地球なら、平面が永遠に続くわけではなく、なぜか丸いということが理解できるじゃない。そこではじめて「なぜ丸く見えるのか?」という疑問を持つことができる。うんと離れないとその疑問すら持てないわよね。同じようなことが三次元にも起きるのよ。

つまり、時間の経過がごく短い範囲しか理解できないと、三次元の理解も浅いものになる。時間的にものすごく長い歴史を知っていると、そのとき三次元の理解も深くなっていくってこと。

具体的に考えるとさ、この平成の時代の歴史だけを知っている人は、昭和の戦争のこと知らないわけだから、どのように戦争が起きてくるのかを理解できない。つまり、戦争が起きたとき、どんなことが起きたかを知っていれば、同じようなことはしなくてすむでしょう? だから、歴史を知るって大切なのよ。そして、もっと長い歴史を知っていると、もっと役に立つことがあるわけ。たとえばローマの滅亡はなぜ起きたのか? もちろんいろんな説があるにせよ、組織があまりにも大きくなるとコミュニケーションが難しくなって社会の腐敗堕落が起きてくるというのがわかり、それをきっかけに紛争が起きると。そのようなことを理解した上で現代を考えると、いろんなヒントがあるでしょう?

でも、歴史ってたいてい人間の歴史までしか考えない。もっと広く考えるためには生命がどう進化してきたかも考えないとね。そういうスパンでものごとを考えると、人間がどう進化していくのか?なんてことも視野に入ってくるでしょう?

アーサー・C・クラークの『幼年期の終わり』って読んだ? すごいのよ。人類の未来がどうなるか書かれているんだけど、想像を絶するようなことが書かれているのよ。読んでないなら読んでみて。ああいうスパンで物を考えられるようになると、人生の幅が絶対に広がるわよねぇ。それでさ、そういう考えが持てることによって、五次元というのも少し見えてくると思うの。何しろ星の歴史にまで物語は及ぶのよ。星の歴史よ。それまで考えていたことの殻がガツンとくだけるわよ。だから、四次元の意識にも段階があるの。

こんな説明でミカちゃん、わかった?

そう、なんとなくでいいの。完全な理解なんて、もしあったら、そっちの方が怪しいからね。

 

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