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三次元感覚と四次元感覚

グリッター・ゆき

「インターステラー」は映画だからああなっちゃうのはしょうがないのよ。見えないとダメでしょう? 実際の多次元感覚はそれを感じる人が感覚をフォーカスさせるの。

ワタシたちは普段三次元にいるでしょう? で、その空間を見ている。見ながら過去のことを思い出すことで、少しだけ四次元的になる。たとえば、いま見ていることだけで物事を解釈するとなると、ある出来事が起きてきた経緯がわからないから、見たことだけで判断することになる。

たとえば、目の前で夫婦喧嘩が始まったとするじゃない。奥さんが旦那さんに些細なことで怒りました。あまりにも些細なことだから、なんてひどい奥さんだと思うかもしれない。だけど、ふたりの過去を知っていたら、その解釈はひっくり返るかも。たとえば、旦那さんが浮気をしていて、いつも奥さんがピリピリしているとかね。つまり、三次元意識だと解釈できないことが、時系列の事実を知ると、解釈の幅が拡がり、理解が深まり、目の前で起きていること以上の何かがわかるようになる。ね、そうでしょう? だからワタシたちは、三次元的解釈より少し幅の広い、時間横断的な解釈を与えることで、四次元的な視点を持つことができる。このとき「過去のことを思い出す」というフォーカスをするでしょう。それと似たようなことを多次元感覚の持ち主はするのよ。

えっ? なんでそんなこと知っているかって? ときどきワタシもするの、それを。そういう意識の開き方をすると決めると、少しずつできるようになるのよ。

で、四次元の話だけど、でも、一般の人はなかなか四次元の意識を持つことができない。なぜなら、時間を一方向しかたどれないから。あなた過去は自信持って言えるけど、未来についてはなかなか自信持っては言えないでしょう? 過去と未来をイメージできるようにならないと、本当の四次元感覚は持てないのよね。

たとえばさ、三次元で考えると、ゼロの地点があるじゃない。そこからプラスの領域もマイナスの領域も自由に行き来できてはじめて三次元じゃない。起点の向こうは行けませんとはならないわよね。ところが、時間だけは過去には記憶や記録で戻れるけど、未来には行けませんと思い込んでいるのよ。それが四次元意識を持つことを邪魔している。だから普通にワタシたちが持っている意識は、3.5次元くらいなのよね。四次元になりきってない。

「じゃあお前、四次元感覚になれるのか」って言われそうだけど、それができるし、未来的には誰でもできるようになると思うの。そのためには意識のパラダイムシフトが必要なの。どういうパラダイムシフトかというと、「過去も未来と同じくらい実は曖昧かも」と思うこと。

たとえばさ、十年くらい前の思い出があるとするじゃない? そのとき一緒にいた人が、ワタシが思っていた過去とは違う記憶を持っていることない? ワタシはあるときどこかからひとりで帰ったつもりだったのに、誰かがそのとき一緒に帰ったじゃないと、ワタシの記憶と違うことを言うの。さてどっちが正しいのかしら? 何か証拠がなければいつまでも水掛け論よね。こういう過去の曖昧さって、普通にあるじゃない? ところが、ワタシたちは、過去はひとつだと思い込んでいる。記録に取っておかなければ、わからなくなってしまうのに。さらに、ずっと何百年もの過去は、記録がない限り誰も知らない。記録があるとそれを事実だと扱う。だけど、その記録だって、誰かが意図的に過去をねつ造するために残したものかもしれないでしょう? だとすると、正しい過去はどうすればわかるのかしら? その過去の不安定さと同じように、未来だって不安定なのよ。確かに不安定の質は違うけど、同じように曖昧よね、実は。そのことを確認できれば、未来予測の不確実性と、過去の不確実性は、度合いは違うかもしれないけど、似たものだということもできるわよね。

いやいや、違うでしょうと言われるかもしれない。そういう人はこう言うでしょう。過去の出来事は文書がたくさん残っている。確かにねつ造された書類があることは認めるが、それ以上に正しい書類がたくさんある。だから過去はほとんどわかっている。一方で未来は、過去の出来事を知ることよりずっと不安定だ。だから、過去と未来を同列に扱うことなんて、できやしない。

さて、それへの反論だけど、何年か前にGoogleがCIAだかNSAと組んで実験サイトを作ったこと知っている? いま名前を思い出せないんだけど、未来を予測するサイトを作ったのよ。そこでは占い師をたくさん雇う訳ではないのよ。ウフッ♡ 何するのかっていうと、Googleだから、ネット上のデータを集めて未来を予測するの。そんなの無理だと思っているでしょう? 可能なのよ。

たとえば、ワタシがfacebookに「大介のパーティーに参加する」と書いたとするでしょう。かなりの確率でワタシが大介のパーティーに参加するのは明らかよね。そして、同様に誰かがそのパーティーのことを話題にしていたら、そのパーティーでは誰と誰が来るのかわかるでしょう? しかも、どこのケータリング会社がどんな料理を用意しているなんてこともわかったら、だんだんそのパーティーの内容がはっきりしてくるじゃない。しかも誰と誰がどんな関係で、どういう過去があったから、かなり高い確率でこんな話が出て来るだろうなんてわかるかもね。そうすると、未来の出来事もかなりの文書があり、かなりの確率でこのようなことが起こるとわかるようになれば、過去と同列に語ってもいいくらいのレベルに、いつかなるかもしれないわ。

ね、こういうことが認められれば、「過去と未来の曖昧さはほぼ同じ」と思うことはできるでしょう? まあ、今の時代では少々強引かもしれないけれど。強引でもそれが認められれば、四次元意識に近づけるのよ。つまり、ワタシは未来をある程度予測できると思えれば。

ワタシが未来をうっすらと予測するのは、インターネット上の情報を集めてする訳じゃないのよ。ワタシの感覚でするの。六感総動員よね。だけど、それを信じはじめると、不思議なことが起こるのよ。この不思議なことは、ワタシにはうまく説明できない。

たとえば、ワタシってタクシーに乗りたいと思うとすぐに来るのよ。不思議なくらい。それを友達に言うでしょう。「じゃあ試そう」ってことになるのよ。それで何かの機会に「タクシー呼んで」って言われて、大通りに出て行くと、すっとタクシーが来るのよ。何度も何度も。ごくたまに来ないこともあるのよ。でもそれはごくたまで、しかもあとでその理由がわかったりするの。ぞっとするけど。たとえば、この前あったのは、タクシーがなかなか来なくて、やっと乗って目的地に近づいたら、火事だったのよ、ワタシが行くはずだったビルが。もしもう少し早かったら巻き込まれていたのね。そういう、訳の分からない、説明のつかないことが続くようになるの。

こういうこと話すとさ、スピリチュアル系の人がさ、「それは場が整っているんですね」とか「天使が守っているんですね」とか言うんだけど、ワタシにはわからないのよ。もしかしたら多次元意識と関係あるかもしれない。でも、それはわからないからわからないと言っておく。三次元では正しく多次元をつかむことはできないんだから、どうやったって、多次元の影のようなものが見えるだけで、正しい判断はできない。だから、ワタシはわからないという。それは間違いではないから。でも、わかった気になって、いろいろなことを言う人は、わかっている人はいいけど、わからないのに天使だとか場だとかって言う人は、そういうふうに言うからだんだん物事が見えなくなっていくんだと思うの。わかんない人はわかんないっていいなさいってことよ。

でも、多次元の感覚があるって言ったじゃないかって? うん、それはね、さっきもいったけど、ときどきなの。いっつもじゃないの。しかも、それが多次元の感覚だって、絶対信じられるほどにははっきりしてないの。本当に影のようにほんのり、ほのかにわかるのよ。

たとえばね、小鳥がそばによってきて、チュンチュンって鳴くじゃない。そういうとき、ふっと何かが来たような気がするわけ。なにかしら?と感じると、そのちょっと前に考えていたことへのOKだったりするのよ。「あ、それでいいんだ」とか思うじゃない。そうするとちょっと違和感があって、「ただし何かに気をつけろ」的な感覚が来たりするのよ。それってなんだろう?って考えていると、それからしばらくしてその気をつけるべきことがわかったりするの。それがね、思い込みじゃない?と言われると、そうかもしれないけど、それで案外正しかったりするから、まあそれでいいのかなと思ってる。

で、それがなんで多次元的感覚だと思うのかは、うまく言えないんだけど、うまくまわっているからそうなんじゃないかと思うの。あるとき、五次元的感覚が普通になったらどうなるんだろう?と思ったのね。まあ、思考実験よ。そしたらふっと降りてきたの。「愛することが当たり前になる」って。なにそれって思ったのよ。よく感じてみると、他にも何かいろんな感覚が付随していて、うまく言葉にできなかったんだけど、あとでだんだんそれがどういうことかわかってくるの。

また飲み干しちゃったわ、生もう一杯下さ〜い。

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