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レゾナンスCafe Vol.040 「風立ちぬ〜玄き峰より」語り継ぐということ

レゾナンスCafe Vol.040 「風立ちぬ〜玄き峰より」語り継ぐということ

レゾナンスCafe Vol.040 「風立ちぬ〜玄き峰より」語り継ぐということ

望月クララさんが写真展「御苗場」にて三つのレビュアー賞を受賞しました。そのことをテーマに望月クララさんを講師に、レゾナンスCafe Vol.038「風立ちぬ〜玄き峰より」語り継ぐということ を開催します。
受賞した三つの賞とは、
・林紗代香(「TRANSIT」編集長)選出レビュアー賞
・小林正明(gettyimages シニア・アートディレクター)選出レビュアー賞
・小松整司(EMON,Inc. CEO / EMON Photo Gallery ディレクター)選出レビュアー賞
です。
一人で三つも受賞したひとは他にはいませんでした。
以下は、ご本人に書いていただいた告知文です。

—-

昨年、母を見送りましたが、介護のために実家に滞在する時間の中で、写真作家として処女作となる三部作の本が生まれました。
亡き父のドキュメンタリー作品「風立ちぬ〜玄き峰より」です。

実家の書棚にあった錆びた缶の中から、一冊のノートが見つかり、戦時中、戦闘機の設計技師だった父の戦争の痛みの記憶が綴られていたのを目にしたところから、制作が始まりました。

この本にはいろいろなテーマが含まれているのですが、最も意図したことは「再生」というテーマです。
誰の目にも留まらなければ、ものも記憶も消えていってしまう。
そこにもう一度目を向け、風を通し光をあてることで過去を未来につなぎ、新しい価値や関係性を見出すこともできるのではないか、という問いかけです。

私はこの制作を通じて、隔たりのあった父が近くに感じられるようになり、非常にパーソナルな手応えを得ることができえたのですが、それと同時に、戦争を知らない世代のひとりとして、父の物語だけでなく、歴史や、その時代を生きた人たちのドラマを語り継がねばならない、という思いにも駆られました。

この夏、戦後75年を迎えました。
私のこの個人的なお話をきっかけにして、語り継ぐということについて、みなさまとご一緒に考えたり、シェアしあったりできる場となれば、と思っております。
ご参加、お待ちしております!

なお、この作品は、現在、東京京橋の72ギャラリーにてグループ展示中です。
父のドキュメンタリー以外にも、母へのオマージュ作品など数冊展示しています。
お手にとってご覧いただけたら幸いです。
https://www.facebook.com/events/736448370523820/
会期:2020年 8月19日(水)~9月13日(日) 月曜火曜休館
時間:12:00~19:00 8/30、9/13は17:00まで
場所:72Gallery
     東京都中央区京橋3-6-6 エクスアートビル 1F
     一般社団法人TOKYO INSTITUTE OF PHOTOGRAPHY内
※9/6(日)はワークショップ開催のため、開場が16:00〜となりますので、予めご了承くださいませ。

作品の動画 (YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=GOyEEhz6jBI

インタビュー記事  (PHaT PHOTO)
https://phat-ext.com/up-date/44230

望月クララ プロフィール
機械の設計技師だった父より譲り受けたカメラで写真を撮り始める。
2000年より心と体のケアの仕事に従事しつつ、
ヒーリングプロセスとしてのフォトグラフィーをコンセプトに、
写真制作を続けている。
BodyCare&Healing Cara主宰。

日時:2020年9月10日(木)19:30〜
会場:オンライン (ZOOM利用)キーはお申し込みをいただいた方に送ります。
スケジュール
   19:20 ZOOM開場
   19:30 開始
   21:30 中締め(入退出自由)
定員:12名
会費:無料
お申し込み こちらのメールフォームからお願いします。
  http://www.houshouakira.com/modules/mailform/index.php?controller=form&id=3

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